2014年12月14日日曜日

『魂は千の風になりますか?』  ひろさちや

『魂は千の風になりますか?』  ひろさちや





「汚い」というのは、自分の心のなかにある。
それを仏教では「あらゆるモノは空である」と説く


葬式は血のつながった家族が亡き人を偲んで行う儀式
告別式は生前、親しかった者が集まって行うお別れ会


30世代前は900年近く前
平安のころの日本の人口は、約550万人 現在1億2000万人


負けることを学ぶためにギャンブルをする。負けたときに、いかに泰然自若としていられるか、やがて自分は死にまけるという最後の大きな負けに向けての予行演習でもある


お釈迦様は解脱のためには一切の執着を捨てろと説いた。つまり、輪廻転生自体を考えることもやめなさいという意味。


「死後の世界を考えない」かわりに「死んだら仏様のいる浄土に往くと信じる」
これが他力本願という解脱の方法
仏教の宗派でいえば、天台宗、真言宗、禅宗などが自力の教え。密教や禅宗系・
一方、浄土宗や浄土真宗などが他力本願
浄土教に説かれる阿弥陀様を振興する宗派。


法然上人は、ただ、南無阿弥陀仏をとなえるだけで救われるという念仏の教えを説いた。南無は、帰依しますという意味、信じますという意味。


「何もする必要がない」というには「してはいけない」と言っているのではない。葬式をやりたい人はやればいい、墓を作りたい人は作ればいい、思う存分亡き人を想いないても良い
でも、遺骨がどうであろうと必ず極楽浄土に往く、突然亡くなった人も、救われているので安心、自分の両親、ご先祖様、みな極楽浄土にいると信じてしまえば、こんなに気持ちが楽になることはない


仏様にああしてください、こうしてくださいとお願いするのは請求書の祈り、仏様に対して請求書をつきつけているようなもの。ありがとうございました、と祈るのが領収書の祈り、私たちが何もしなくても、仏様はすでに私たちを救おうとしてくださっている、これが領収書として感謝の祈りがあるのです


昔の神道でも願い事は受け付けなかった。豊作の祭りでも豊作を祈るのではなく、占いをする。綱引きをしたり、相撲をとったり、豊作、凶作を決める。心構えだけはしっかり持っておくためのお祭りだからです。
凶作であっても感謝の祭りは行われる


親が子供に欲を持つのは、子供は自分のものだと思うから。命は仏様のもの。小さい間は、その命を仏様からお預かりしている、と思ってそだてなければならない。


Do Your Best  (努力せよ、頑張れ)は既に頑張っている人を追い込むだけ
Take it  easy
ゆったりとやりなさい、のんびりやりなさいよ


無理しないで、そのまんま生きる、これこそ宗教的な生き方なのだと思う


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