2015年2月27日金曜日

『図解で身につく!ドラッカーの理論』 久恒啓一

『図解で身につく!ドラッカーの理論』 久恒啓一



マネジメントの要点は、セルフマネジメントにあり、セルフマネジメントはまず時間管理(タイムマネジメント)から始まる。
時間を有効に使う、「時間の使い方を記録する」「時間の使い方を分析する」「時間をまとめる」

小さな用事は一つの時間帯に集中させ、1日、あるいは、半日にまとまった時間を捻出して時間をかけるべき仕事に回すことが良い


次の半年に行うべきこと
「集中すべきこと」「改善すべきこと」「勉強すべきこと」優先順位が問題



「いつも失敗してきた、だから、もう一度挑戦する必要がある」

挑戦する、力がつく、さらにチャレンジ、能力伸びる、知的生産と能力伸長の好循環

誰が見てなくても、「神々が見ている」=「良心」
日本人の場合、神の目より、自分の心の中にある倫理観を行動ものさし



学習の到達度
1、 理解できる 2、企画できる 3、伝達できる



コンピテンシーとは、単なる能力ではない
「成果に直結する能力」
「ベストの判断できる能力」
「状況を変革、創造できるレベル」



成し遂げる能力の本質は習慣的な力である
人間は習慣の束である


重要な事項にだけ絞り込んで決定数をむやみに増やさない、
基本的な問題か例外的な問題かを判断する、8割は基本的な問題だから原則を基準に判断する
妥協的な決定ではなく、原則的な判断


決定されたプランを具体化する行動方法や取組手順、実行責任者や担当者が明確になっていない意思決定は、実は決定ではなく単なる「意図」にすぎない


全員が一致した意見というのは、リスクが高いので決定すべきではない、不一致は選択肢があるということ


リーダーシップというのは神秘的なものではなく、平凡で退屈なもの
リーダーシップを「仕事」と捉える、地位や特権ではなく「責任」ととらえる。部下に成功させる



定年が「人為的な死」になりかねない

職を失うこともあるだろうが、これは「新しいキャリアへの出発点」と考える

本業以外にセカンドキャリアを持つことは生き方を多様にしくれる、複数のキャリアを持つ方がよい

「木が倒れてもそれを聞く人がいなければ音はしていない」
※聞く人がいないと会話、コミュニケーションは成り立たない、コミュニケーションの主体は情報の発信者だと思われがちだが、受信者が主体なのである

情報の送り手と受け手には人間的な感情的なつながりが必要でこれこそが本質
優れたコミュニケーションとは、情報の交換ではなく、知覚・感情の共有

マネジメントとは組織社会で
知識を行動に具体化することに責任を持つ者である
そして、
マネジメントは人間に属するものではなく、「仕組みや役割そのもの」である
300年続いた江戸幕府も個人ではなく仕組みを作った合議制

マネジメントが1人に頼るものなら、その人がいなくなると組織は機能しなくなる

マネジメントは、組織の成果を上げ、目的を果たし、個人を幸福にするもの

ドラッカーの言うマネジメントとは
1、人間に関わるもの。すぐれて人間的なものである
2、人と人との関係に関わるもの。国や文化と深い関連を持つ
3、組織のメンバーに仕事に共通する価値観と目標を持たせる役割がある
4、組織とそこに所属するメンバーを成長させるもの。そのために教育、訓練を施す必要がある
5、組織に所属するメンバー間の意思疎通、責任の確立などを促すもの
6、数字だけでなく、組織活動に関わる多様で総合的な評価基準を持つ
7、顧客満足という最大、最終の目的


企業の目的は、顧客の創造する

顧客創造には、マーケティングとイノベーションが必要

お客が何を欲しがっているかという需要側の基準でマーケティングを行い、イノベーションを模索しなければいけない

イノベーションが潜在顧客・・新規市場の開拓に寄与する

利益とは企業の目標達成と事業存続のための必要コストである、明日のコストとリスクをまかなう先行投資

ベンチャー企業の戦略
1、総力戦略 →イノベーションを引っさげて市場に参入して一気に首位の座を確保
2、ゲリラ戦略 →既に先行する企業がつくった既成市場に後発で参入する
3、ニッチ戦略 →隙間を狙う、限られた小さな分野で首位の座を狙う
4、顧客創造戦略 → サービスは既存のままで使い勝手を変え新しい価値を提供する

組み合わせて戦略を編み出せ

ランチェスター戦略理論
「第一法則」弱者の戦略と「第二法則」強者の戦略
弱者の戦略は一騎打ち戦略、局地戦、接近戦を挑む、敵の弱い部分をつく、物量において不利を挽回する



部分的だが不可欠な地位を築く
ニッチ戦略
市場の一部で代替のきかない存在になる
限定されているがゆえに競争相手が現れにくく、限られた領域の目立たない支配企業になる

新しいサービス、商品を創りだすことなく新しい市場を創りだす方法
「顧客創造戦略」 それまでになった新しいニーズを喚起する、売り方や価格設定を変える
1、効用  カタログ販売
2、価格  CDのレンタル ゼロックスが1台ではなく1枚
3、事情  分割支払い
4、価値  PC設定サービス




社会と個人はお互いに補助しあう、調和すべき関係にあると指摘し、それが安定した社会を回復するために必要

個人は社会の中で、自分の位置づけや果たすべき役割を認識することで社会とのつながりを見出すことができる。位置づけや役割を確認できないと人にとって社会は存在しないも同然

「すでに起こった未来」
基本的、不可避的な変化でありながら、その影響がまだ現れていない事象を発見する


出生率の変化
高齢化
新築住宅は減、外国人労働者、中古住宅は活発
他の国の発展 産業構造変化 資源 

イノベーションは天才の仕事にあらず
明確な目的意識、よく練られた方法論、精密な分析などによる凡人の地道な努力から生まれるものである、画期的であるよりは継続的であり、独創的であるというより体系的な性質を持つ

いつ訪れるか分からないひらめきより、地道に「さらによくしよう」とする継続的姿勢がイノベーションには必要

「イノベーション」は仕事にほかならない
邪魔するものは、過去の成功体験



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2015年2月13日金曜日

『悩むだけ損』 藤村忠寿 嬉野雅道(水曜どうでしょうディレクター)

『悩むだけ損』 藤村忠寿 嬉野雅道(水曜どうでしょうディレクター)





労働組合の委員長をやった時、会社に対する不満を聞いた「トイレが狭い」「残業が多い」などの具体的な不満は少なく、多かったのが、「会社の未来がわからない」という漠然とした不安、「じゃー何が原因だと思いますか」と聞けば「幹部にリーダーシップがない」「統率力がない」「強力なリーダーシップが必要」という、一人にリーダーの指導者のもとに全社員が言われたとおりの仕事をするような会社がしたいか?会社の未来を考えるのは自分たちだという意識ができた。

日本にリーダーシップが必要か、日本の未来を考えるのは自分たちだという意識が必要、大人が日本の未来に責任を持たなければならない、金持ちになりたいのか、子どもが元気に育てば良いのか、どんなエネルギーを使うのか、「何かを変えてくれそう」という漠然とした期待感だけでカリスマ指導者の出現を待ちわびて、国民が愚民になってはいけない


2万円をもっているつもりで、実際は2000円しかなければそれはツライ。
実際に入っているお金は少ないことを確認するということは、諦めるということではなく、自分をしっかりと確認するということだ。


会社名や肩書きで自分の財布が一杯になっている人が会社を辞めたとたん、実施の財布の中身がわかってしまう。


毎日が常にハッピーであれば「人生で一番大事なことはなんですか?」なんて考える必要はない。
毎日がハッピーな人なんていない。人から見たらどうでもいいことでも、落ち込んだり、幸せだと感じることがある。不幸だと思う時間を減らせばいい、綺麗が夕日を見たり。


人生ってなんだろうと考える時、「いろんな人と、いろんな話をすることじゃないか」共感しあえることで生きていゆける


ペット飼う人の心裡、要するにあなたは、自分の能力を持て余している、情熱を持って打ち込むものがほしい、なにかを忘れたい、だからペットへの愛情へとなっている



子どもがおもちゃを欲しがる、友達が持っている、友達は楽しそう、だから自分も欲しい、とにかくほしい、手に入れるという欲求が満たされると、あっさりポイ捨てする。これが中学生ぐらいになると、友達と同じものは嫌だ、自分だけのものが欲しい、ダサイとなる




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2015年2月9日月曜日

『心に響く小さな5つの物語Ⅱ』  藤尾秀昭

『心に響く小さな5つの物語Ⅱ』  藤尾秀昭




第一話「心願に生きる」


東井義雄さんは明治45年、兵庫県の但東町に生まれた。

昭和7年、姫路師範学校卒業、故郷の小学校に勤務。
以来その生涯を小中学生の教育に捧げた人である。

その東井さんは語る

人間は5000通りの可能性を持って生まれてくる。
死刑囚になる可能性も泥棒になる可能性もある。
その5000通りの可能性から、どんな自分を取り出していくか。

「世界でただ一人の私を、どんな自分に仕上げていくか。
その責任者がわたしであり、みなさん一人ひとりです」

「バカになるまい」
―講演の中で東井さんはそう繰り返し、
一人の知的障害を持った中学生の詩を紹介している。

私は一本のローソクです
もえつきてしまうまでに
なにか一ついいことがしたい
人の心に
よろこびの灯をともしてから死にたい

彼は、勉強はできないが、
何か一ついいことをしたいと頑張っている。
これが賢い生徒。
ところが、少し勉強ができてもバカがいる。

ある中学生が下校の途中、
通せんぼをした保育園の園児に腹を立て、
刺殺する事件が起きた。
一度家に帰って刃物を持って引き返しての犯行。

なぜ、やめとけとブレーキがきかなんだのか。
彼は自分で自分を人殺しにした
―東井さんの涙を流して発した痛憤である。

木村ひろ子さんは生後まもなく脳性マヒになった。
手足は左足が少し動くだけ。ものも言えない。
しかも三歳で父が、十三歳で母が亡くなった。

小学校にも中学校にも行けなかった。
わずかに動く左足に鉛筆を挟んで、母に字を習った。

彼女の詠んだ短歌がある。

「不就学なげかず左足に辞書めくり漢字暗記す雨の一日を」

左足で米をといでご飯を炊き、
墨をすって絵を描き、
その絵を売って生計を立てた。

自分のためだけに生きるなら芋虫も同じと、
絵の収入から毎月身体の不自由な人のために寄付をした。

彼女は言う。

「わたしのような女は、脳性マヒにかからなかったら、
生きるということのただごとでない
尊さを知らずにすごしたであろうに、
脳性マヒにかかったおかげさまで、
生きるということが、どんなに素晴らしいことかを、
知らせていただきました」

私たちは眠っている間も息をしている。
心臓の鼓動も自分が動かしているわけではない。

死ぬほど辛いことがあっても、
胸に手を当てた時、ドキドキしていたら、
「辛かろうが、しっかり生きてくれよ」
と仏さまの願いが働いていてくれる、と考え直して欲しい。
願われて生きている自分であることを忘れないで欲しい
―東井さんがすべての人に託した心願である。

産後に、東井さんの言葉をもう一つ。

「自分は自分の主人公
世界でただひとりの自分を創っていく責任者」




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2015年2月1日日曜日

『神社が語る 古代12氏族の正体』 関裕二

『神社が語る 古代12氏族の正体』 関裕二





稲荷神社は全国に主だったものだけで3万社ある。
伏見稲荷神社も、宇佐神宮をはじめとする八幡神社も、どちらも成立には秦氏が深く関わっている。
秦氏は、新羅系渡来人。ということは神社の多くは「朝鮮半島系」ということになり、神道が日本古来のものということを信じている人にとってはショックかもしれない



稲荷神社の主祭神は、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)日本書記では「倉稲魂神」で穀物の神。豊穣をもたらす神。日本書記では、イザナギとイザナミの子。古事記ではスサノヲの子とされている。しかし、その活躍らしい活躍は残されていない。
祀っていた秦氏は新羅系渡来人だから、神話の神々との系譜上のつながりはない


秦氏は、殖産興業の氏族、先進の土木技術を駆使して開墾、農地を広げ、養蚕を得意とした。天皇家と強く結ばれ、国を豊かにした氏族だった。京都の発展、開拓にも活躍があったものであろう。


狐は、尻尾が男根をあらわしているかもしれない。むかしは狐の置物の底には淫靡な絵が書かれていた。稲荷信仰と「性」は強く結ばれていた。性は生む力でもある、
16世紀後半以来、稲荷大社では、土人形(伏見人形)がお土産として売られていた。中には、男根をかたどったものもあった。これを買い、帰り道でぶつけて遊び、その破片を田畑にまいた。






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