『何のために働くか』 北尾吉孝
稲森和夫さん曰く
「働くことが人間性を深め、人格を高くする。働くことは人間を磨くこと、魂を磨くことだ」
中村天風さん曰く
「人間出生、本来の使命は、宇宙創造の原則に即応して、この世の中の進化と向上を実現化するという使命をもって生まれてきたのである。この使命の遂行こそ働くという行為であり、人間本来の綿黙祷ものである。このような指名の遂行観に基づく自己実現の実感、これこそが生き甲斐なのだ」
男は7年ごとに自分お仕事について考えていくものだ
・ ・・7年ぐらい同じ仕事し続けると、知識、経験が増え、人脈ができて、それがバリューになり次のステップにつながる。
ドラッカー曰く
「経営とは人を通じて正しいことをやることだ」
「経営者として最も大事なみにつけなくてはならないことのは品性だ」
働くことの対価をお金だと思っている若者が多いが、そうではありません。ギリギリの生活の中で掴んだ仕事の対価は「自らの成長」。
「あなたは人生の中で、どういうことに最も喜び、どういう事に最も悲しみましたか」と面接で質問する。
「親が亡くなったことです、今、生きていたら非常に喜ぶと思います」
「大学に入ったことが一番嬉しかった」
などなど月並みでない色々な回答が返ってくる。
また、次のような質問もする
「あなたこれからの人生を、どういう人生にしたいと思いますか」
社員の採用、登用は、「徳を重視する、徳のあるものを選ぶ」
史記
「士は己を知るもののために死しても可なり」
「勝者がすべてを取る」(Winner takes all) ネット社会とは一番にならないといけない。
渋沢栄一 道徳経済合一説
営利の追求も資本の蓄積も道義に合致して仁愛の情にもとらぬものでなければならない
「徳ある者は必ず言あり」
夕食を野菜ジュースと果物で済ますことがある、運動をする、二時間は絶対にいかない。
健康管理術
ゴルフは絶対に行かない、時間がもったいないから、本を読んだり、散歩をしたり、自然の中で精神を休める方がいい。
仕事をやり遂げる上で絶対に欠かせないものを一つ挙げよと言われたら、「憤」の一字をあげる。憤には、「何するものぞ!」という負けじ魂がある、これがないと本物になれない。
志と野心を勘違いしている人がいる。志は、利他的なもので、共有され、後世に受け継がれてゆく。
日本は戦争に負けたことにより、その精神性を美学までに高めた武士道を捨てた。神道、儒学、仏教をうまく融合させて練り上げた独自の精神文化を捨ててしまった。